カネのワールドリポート35

アメリカ(ロサンゼルス)
『サンタアニタパーク競馬場』

いよいよ競馬場へ入る。

入場料20ドル!…高いなぁ。しかも運転手さんの分も一緒に払うので40ドル…。
馬券を当てて取り返してやらないと。

スタンドの目の前にパドックがある。出走前のお馬さんの下見場だ。パドックの中央にはシービスケットの像がある。

トビー・マグワイア主演の映画『シービスケット』でも有名なあの名馬だ。
しかし馬も騎手も皆が観客から近い。日本もこうならないものか。

などと感心していたらお馬さん達がパドックに姿を現した。

第5レースのブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント (GⅠ)だ。

パドックを見届けてから馬券を購入する為にスタンドに。

券売機に並ぶ。

さて買おうかと色々操作してみるがどうも勝手が分からない。

券売機は諦めて口頭で伝える有人窓口へ。

必要な単語だけ話せば良いので特に苦労はしなかった。
これだけ購入。

出だしが肝心だぞ。

そして第1レース勝ったのはGROUPIE DOLL号!…見事に外す。
まぁ最初はこんなものでしょう。まだまだこれから!

レース後はウイニングランと表彰式が直結している。この辺はブリーダーズカップ仕様なのか普段からなのか分からないが日本とは少し段取り違うなぁ。

次のレースのお馬さんの様子を見ようとパドックに戻ると先のレースで勝利したGROUPIE DOLL号がパドックの観客にも再びその勇姿を見せに現れた。チャンピオンに送られる最大の拍手と賛辞。日本でもこの「パドック凱旋の勝ち名乗り」採用されないかなぁ。凄く良いシステムで羨ましい。

続いてのレースはブリーダーズカップ・ダートマイル (GⅠ)。

レースはTapizar 号の勝利。

スタンドのお客さんも増えてきた。

パドックも同様。

お次はブリーダーズカップ・ターフスプリント(GⅠ)。

Mizdirection 号の勝利。

脈絡もなくパドックと師匠。

レースはどんどん進行する。次はブリーダーズカップ・ジュヴェナイル (GⅠ)。
注目は紅一点の騎手ロージー・ナプラヴニク 鞍上の一番人気Shanghai Bobby 号。

ここに勝てばジュリー・クローン以来2人目のブリーダーズカップ競走を制した女性騎手として歴史に名を刻むことになるがどうなるか。

最後際どく差を詰められたが逃げ切ってShanghai Bobby 号が勝利した。
歴史的な瞬間に立ち会うことが出来た。

さあ続いてはブリーダーズカップ・ターフ (GⅠ)。
日本からはトレイルブレイザー号が武豊騎手を背に出走している。全力で応援しなければ。

このレースが行われる芝2400mは日本のチャンピオン決定戦に使われる条件で海外馬が集まるジャパンカップも同条件。なのでライバル馬の名前も日本のファンには馴染みが深い。
一番人気は地元のPoint of Entry 号。GⅠ競走3連勝中の勢いがある。

次いで昨年の覇者St Nicholas Abbey 号が人気。この馬は凱旋門賞でオルフェーヴルとも対戦
している。

それからこちらも凱旋門賞にも出走した2012年ヴェルメイユ賞馬Shareta号。

強豪は揃ったが凱旋門賞で3着以下に7馬身はつけたオルフェーヴルを物差しにすればチャンスはあるはずだ。ということでここは勝負。
結果は地元の伏兵Little Mike号の勝利でトレイルブレイザー号は惜しくも4着。

世界の壁は厚かった…。
そして自分の財布はどんどん薄くなっていく…。お気づきかもしれないがここまで当たり無し。
やべぇよ全敗は・・・。
次はブリーダーズカップ・スプリント (GⅠ)。
どうせ当たらないのでごく適当に選んだ馬の単勝だけにする。ここまでの連敗で自信がない。馬券の買い方も消極的になっている。
レースが始まる前に飲み物を買いに並ぶと時間が掛かってレースを見られなかった。

がしかし…モニターを見るとどうやら当たっているらしい!まじでか!
ありがとうTrinniberg 号。

次はブリーダーズカップ・マイル (GⅠ)。

結果はWise Dan 号の勝利。この勝利で彼は後に2012年のアメリカ年度代表馬の座を手に入れた。

その後少し時間が開く。

日も暮れ始めた時に本日のメインイベント、ブリーダーズカップ・クラシック
(GⅠ)の出走馬がパドックに現れる。

関係者の色めき立ち方もやはり他のGⅠとは違う。正に「名誉の一戦」というところか。
観客の盛り上がりもピークに達する。

レースはラストの直線激しいデッドヒートの末Mucho Macho Man号を競り負かしたFort Larned 号の優勝。

いやぁ面白かった。最後に当たった馬券の換金をする。

結構倍率良かったなぁ。弱気にならずに勝負しておけば…。というのは競馬ファンの尽きない後悔のあるあるネタ。
最後にシービスケット像と。

帰りはやはり混雑を極めた。

どこ行っても競馬の帰りはこうだよね。
ホテルのあるロサンゼルス・ダウンタウンに着く頃にはすっかり夜に。

帰りに運転手さんに「ロスでの生活で危険な目には遭ったことある」かと軽い気持ちで質問したら2回ほどこめかみに銃口を押し付けられたことがあるとのこと。その内1つは家に侵入していた強盗によってで、奥さんは縄で縛られていたそうだ。運が良いのか悪いのか帰ってきた運転手さんの手には偶然集金してきたばかりの大金があったので犯人はそれを奪って逃げていったらしい。
アメリカやべえ。ワイルドすぎるじゃないかとゾッとする。良かったですねぇ生きていてとかそんな返ししか出来ない。
そんな話をしていたらホテルに到着。

運転手さんありがとうございました。
結局これだけ馬券を買った。当たったのはたった1レース。しかも単勝のみ。
当然大負けだよ!!!!

ということで晩御飯は戒めのコンビニ飯。

美味しかったけど。
しかし負けたとは言え夢のような一日だった。まさか自分がブリーダーズカップを現地観戦出来る日が来るとは。改めて何度でも感謝。
TYPE-MOONさん、ラルケのみんな、ありがとうございました。
明日はいよいよ最後のツアー。しっかり最後までしっかり楽しんで締めくくろう。

つづく